笔墨在于凝练。
放松是为接通心灵,凝练在于释放神采。“形者,神之质;神者,形之用也。是则形称其质,神言其用;形之与神,不得相异。”这是南北朝范缜①在《神灭论》中的一段话,阐明了形、神之关系。概言之,形态在笔墨,神采在凝练。意境自在其中矣。
笔墨手札之八十一。己亥撰,庚子麦秋月崇德鱼公盛欣夫于甬上。①范缜(约 450—约 510),字子真,南乡舞阳(今河南泌阳)人。南朝齐梁时唯物主义哲学家。
境地はリラックスにあり、
筆墨は凝縮にある。
リラックスするのは心をつなぐためである。「形者、神之質、神者、形之用也。是則形称其質、神言其用、形之与神、不得相異。」(字の形は神の依託したものである。字の神は形のである。形を体とし、神を魂とする。同体であっても、異相であってはいけない。)これは、南北朝の範縝が『神滅論』の中で、形と神の関係を述べている部分である。概して言えば、形は筆墨にあり、精神は凝縮されている。境地は自ずとその中にある。
筆墨自書の八十一。己亥撰、庚子麦秋月、崇徳魚公盛欣夫が寧波で。
积累平时,
忘掉用时,
写到无事。
临古学古,是走近路,不为奴隶;储备一定量后的书写,不是重复自己,亦非再现古人,而是通过自己的消化和酝酿,流出自己的新酒。一旦与心灵接通,就可忘怀一切,进入如空无事的境界,并会欲罢不能,成为艺术之温床。
笔墨手札之八十二。己亥撰,庚子麦序桐乡鱼公盛欣夫于甬上盛庄。
平素を積み重ね、
おこなう時は忘れ、
忘我で書く。
古人に学び、模写するのは近道であって、奴隷になるわけではない。一定量の備蓄をした後に書写する。自分を重複するのではない。古人を再現するのでもない。消化と醸造を通じて自分の新しい酒が流れ出す。心とつながったら、すべてを忘れて、忘我の境地に入ることができ、芸術はそこで生まれる。
筆墨自書の八十二。己亥撰、庚子麦序桐郷魚公盛欣夫が寧波の盛庄で。
以激情写,常出新意,却不可重复。
以理性画,常得平庸,但不产废画。
大凡艺术家,大多情感型。如行草书、写意画。激情来时,挥洒自如,偶出佳作。自然难于重复。如理性状态,无须跨越雷池,必然不产废画。孰是孰非,各自理会。因选择工、写,并无对错,便是高低,也在立场。
笔墨手札之八十三。戊子撰,庚子立夏桐乡牛桥头迎凤新村墨耘楼主盛欣夫。
激情で書くも、常に新味を出せば、重複はしない。
理性で描けば、平凡になりがちだが、廃画はうまない。
およそ芸術家は、感情的なタイプが多い。草書、写意画のようである。激情が来た時、自由自在に振る舞うことができれば、ときおりよい作品が生まれる。繰り返すのはおのずと難しくなる。理性的な状態であれば、雷池を越えず、廃棄画は必然的にうまない。どちらが正しく、どちらが正しくないかは、各自で理解する。密画、写意の選択は正しいかどうかは言えない。高低は立場により決まる。
筆墨自書の八十三。戊子撰、庚子立夏桐郷牛橋頭迎鳳新村墨耘楼主盛欣夫。
意在笔先是技术问题,
意在笔后是艺术问题。
艺术家之功课,主要在技术,艺术仅在顶层。技术是个大基础,是功力,是关键。这时必须意在笔先,明白做什么、怎么做,所以为技术阶段。艺术在精神层面,为形而上,是风度,讲境界,故必须意在笔后。无须事先设计,却须技术加思想。自然流露的才是艺术,才有意境。
笔墨手札之八十四。庚子午月崇德鸽子浜鱼公盛欣夫并记。
筆先に意があるのは技術の問題。
筆後に意があるのは芸術の問題。
芸術家の腕前は主に技術である。芸術は一番上の階にしかない。技術は大きな基礎で、能力及び要点である。この時は、筆先に意を置かなければならず、まず何をするか、どうするかが分からなければならない。だから、これは技術的段階である。芸術は精神面のものであり、形而上である。風格、境地を重んじる。だから、必ず筆後に意を置く。事前にデザインする必要はないが、技術と思想が必要である。自然に発露するのが芸術であり、そうであって初めて境地がある。
筆墨自書の八十四。庚子午月崇徳鳩浜魚公盛欣夫記す。
盛欣夫,字甫之,号鱼公。堂号盛庄、梦斋、惕庐、子鱼堂。1949年1月(戊子除夕)生于浙江桐乡(崇德)盛家木桥。书坛名宿邹梦禅弟子,国家一级美术师。中国书法家协会会员,当代作家联会理事,中国武术协会会员,浙江当代中国画研究院副院长,宁波财经学院教授,宁波大学客座教授,政协海曙区第二、三、四届专家型特聘委员,海曙书画院副院长,中国渔业协会渔文化分会理事,宁波渔文化促进会艺术中心副主任,桐乡市书法家协会名誉主席,景德镇鱼画陶瓷研究院名誉院长,鱼公书院院长。
数十年躬读老庄,用心晋唐,意会晚明,深研楚简,独钟简草,书画自己。或书,或画,或文,或陶瓷绘,其实只为书画一件事,人生七成在笔墨。如是走来,乐在其中。曾获"中国书法百杰"称号、第二届中国书法兰亭奖•教育提名奖、嘉兴市人民政府艺术教育成果奖。鱼瓷作品与鱼类绘画双获农业部、中国渔业协会金奖。2019年,书画六件(组)入藏浙江省博物馆等。
主要著作有《甫之识联》《鱼谱》《鱼瓷》《国画蔬果鱼类技法丛谱》《行草十八要旨》《盛庄艺文)(独写人生》(书写入心》《鱼公书画集丛》等30余种。
格言:顺其自然 必有自我
作者の紹介
盛欣夫、字は甫之、号は魚公。堂号は盛庄、夢斎、惕廬、子魚堂。1949年1月(旧曆戊子年の大晦日) に浙江桐郷(崇徳) の盛家木橋に生まれた。書壇の名人でめり権威であった鄒夢禅の弟子で、国家一級美術師である。中国書法家協会会員、当代作家聊谊会理事、中国武術協会会员、浙江当代中国画研究院副院長、寧波財経学院教授、寧波大学客員教授、政協海曙区第二、三、四期専家型特任委員、海曙書画院副院長、中国漁業協会漁文化分会理事、寧波漁文化促進会芸術センター副主任、桐郷市書道家協会名誉主席、景徳鎮の魚の絵の陶磁器研究院名誉院長、魚公書院の院長です。
数十年にわたり老莊をひたすらに読み、晋唐の文化を体得し、明末の文化を理解し、楚簡(竹簡)の研究に動しみ、草書を専らし、自身を書画で表現してきた。書、画、文、陶磁器の絵をのすが、ただ書画に心をこめ、筆と墨の人生を歩んできたが、楽しさはその中にあった。かつて、「中国書法百傑」の称号を与えられ、第二回中国書法蘭亭賞·教育賞にノミネートされた。魚の陶磁器作品と魚類の絵画がいずれも農業部、中国漁業協会の金賞、嘉興市人民政府芸術教育成果賞を受賞。2019年、書と絵六点(組)が浙江省博物館などに所蔵品として収められた。
主な著作には、『甫之識聯』『魚譜』『魚磁』『国画野菜·魚類技法羲譜』『行草十八要旨』『盛庄芸文』『独写人生』『書写入心』『魚公書画集羲』等30余種がある。
格言:自然に従えば、必ず自我有い。